今日は、農業ジャーナリストの方の取材を受けた。まぁ、農業とIoTっていうネタは、もう周りにたくさんあるんだけど、どちらかというとあまり農業の実態には迫っていない気がする。
僕も、自分が田舎に住むまでは、主業農家と副業的農家では、大きな違いがあることを、ちゃんと認知していなかった。もっとも、主業農家の分類で、就農日数が年間60日っていうのは、ちょっと実態にそぐわない分類基準かなとも思うけど、とにかく主業農家というか、大規模な農業法人などはIoT による効率化とか品質管理とかは、かなり期待できるかもしれない。
しかし、圧倒的に戸数の多い副業的農家は、正直そんなものに縁がないというか、手は出さないだろう。だから、もしIoTだAiだ的な科学政策と農業政策を組み合わせて云々なら、主業農家を中心に、農業法人などの大規模農業にフォーカスするのが合理的な気がする。
ところが、農業政策、農家支援の裏にある政治的なモチベーションは、圧倒的な数の票田だとすると、圧倒的な数は、副業的農家になるわけだ。この結果、十把一絡げのバラマキ的な政策が横行するのかもしれない。
そんななか、今日のジャーナリストさんの話では、だいぶ改革は進んでいるし、グローバルな法人の展開の話しなどか垣間みえた。
もしかしたら、これからの副業的農家の世代交代とともに、本当に農業改革が大きな花を咲かせるかもしれないと感じたものだ。
混雑を避けて、夕方早めの特急で山梨に戻った。