朝から聖路加国際病院で、前立腺癌の定期検診。いつものように、採血〜内分泌診療科〜泌尿器科〜放射線治療科を一回り。内分泌療法をしていて、三ヶ月に一度の定期検診の時に、ホルモンの皮下注射を受けるので、今日もそのつもりでいた。
ところが、今日は主治医の先生から、治療開始から三年経過して、PSAの再上昇も見られないので、確認のためにPETを行い、もし有意なものが無いようであれば、ホルモン投与を止めて経過観察に移行しようと提案された。
ホルモン投与は、ホットフラッシュや関節の強張りという、女性の更年期障害の症状が出るので、結構辛いものがあった。また、骨が弱くなるという弊害もあるので、止めたいという思いはあった。とはいえ、あの腫瘍の大きさの状況を振り返れば、とても自分からは言い出せなかった。
そんなわけで、条件付きとはいえ、今日の診療方針転換の提案は、本当に嬉しい限りだ。それではということで、早速に来週のPET検査の予約とそのあとの診察の予約も入れてもらった。
さしあたり、骨粗鬆対策の投薬は、先に内分泌診療科の診察で処方もしてもらっていたので、こちらはもう三ヶ月継続しようと思う。
この病院は、外国人の患者さんが多く、院内では知り合いの多言語コールセンターが提供するサービスが利用されている。ところが、帰りに処方箋薬局にいたら、外国人のお客さんと薬剤師の人の会話が、ほとんどちゃんと通じてないのではと思う場面を、立て続けに見てしまった。そこで、件の多言語コールセンターの関係者に、ちゃんと処方箋薬局もフォローした方が良いよと提案しておいた。