今日、たまたまIT系の記者の人と、先週のDSAのシンポジウムの関係で話しをしていた時に使った例えは、すんなりと腹落ちしてくれた。それは、マイナンパーのもたらす利便性の話だ。
マイナンバーカードを作ると、コンビニで住民票や印鑑証明が取れて便利ですよと言うと、そんなの多くの人は年に一度もないし、年齢によっては、まず必要なことじゃないから、別に要らないという人がいる。
でも、これは例えが悪い。あなたは、年に何回くらい住民票や印鑑証明を取得しますか? って聞いたら、そりゃ多くの人がそんなの稀だと言うだろう。
しかし、あなたは年に何回くらい、氏名、年齢、性別、住所などをどこかで書いてますか?とか、年に何回くらいこの記入と一緒に身分証明のために免許証などを開示したりしてますか?とか聞けば、そりゃもっと普通に多いよね。
でっ、それがマイナンバーカードを作る時に一度記入すれば、あとはなくなりますぜと言えば、もう少しその効能がわかってもらえるんじゃないかな。
デジタル社会でデータが共有なり参照されることのメリットは、まさにこう言う部分なのだ。つまり、ライフイベント全体で、いろいろなメリットが積み重なるわけで、そのあたりを上手く表現していかないとなぁと思った。