超久しぶりに「太陽がいっぱい(Plein Soleil)」をDVDで鑑賞。最近、巷では二極化というか貧富の差が問題視されているけど、華麗なるギャツビーにしても、マイフェアレディにしても、とにかくこの時代の映画は、大富豪とそこに使える人という構成が実に多い。麗しのサブリナだってそうだし。
さらに、この映画では、目の不自由な人の杖を無理やり取り上げて、さらには盲人のマネをして遊ぶというシーンがある。こういうのは、当時なんとも思わずに見ていたけど、今時だったら炎上するのだろうか?
テレビ番組にしても、とにかく昔のものは、いまの世の中の尺度でみると、かなり炎上しそうなのが多い。つまるところ、世の中の価値観なんていうのは、時代とともに変わって行くんだなぁと再確認することになった。でも、映像にしても音楽にしても、描かれる愛憎も、全体として見ればそういう子細なことに囚われずに楽しめるんだけど、ひっかかる人って小さなささくれに苛立つのかな。
池江選手のコメントに対しても、一部で噛みついてる人がいたりで、なんか二極化というよりは、社会全体が余裕がなくなってるのかな。