出張と重なってしまい、ICPFのシンポジウムに参加できなかった。 かなり盛況だったし、通信・放送懇談会の松原座長のスピーチもあり、メディアにも随分と取り上げられている。
とくに、ソフトバンク等が提唱している光0種キャリアに対する否定発言などは、大きくとりあげられているようだ。 僕も、この松原氏の発言に基本的には賛成だが、それは若干解説がいるだろう。 アクセス網などを整備する特定の会社を共同でつくるというのは、かつての公社への回帰でしかないし、道路公団みたいなものだ。 いま、必要なのはいかにアンバンドルを進めるかではないだろうか、自由競争とはちょっと反するかもしれないが、アクセス網会社には上流開放義務を負わせればいい。 もっとも、これは以前にも書いたけど、有線については、あまりこだわっていない。 むしろ、電波のような排他的資源については、それを利用するものには一定の先行者利益を与えながらも、開放義務を負わせるべきだ。
それにしても、知財本部の提言にもあるように、ネットワーク業界は、コンテンツの創造にそれなりに努力するべきだというのも、以前に書いたがそのとおりだ。 放送と通信の融合が、ここにきてにわかに話題豊富になってきたのは、やはりインフラ整備がある程度充足してきた証なのだろう。
いまは、マレーシアにいるのだが、ここでNHKの衛星放送が映るのに、トリノオリンピックの映像は、放映されない。 こういう、地域放映権の問題に、最初に穴を開けるが日本かもしれない。
昼は、当地のテレコムキャリアや代理店の人と、タイ料理のCocaでスチームボード。 全体的にかなりヘルシーで、量を食べてる割にはさっぱりしていて、とてもおいしい。 こちらの人たちは、スターフルーツとかのジュースを飲みながら食事をするのだが、これは結構甘い。 しかも、グラスにトロピカルな花が飾ってあったりして、微妙なミスマッチが楽しい。
夜は、ホテルの中の中華料理屋で、こちらのマネージャ、SE、エリアマネージャらと夕食。 アジアで食事をする時は白灼蝦というシュリンプをスチームしたものを頼む。 これは、広東料理だが、大体アジアではどこでもあるとてもポピュラーな料理で、ビールを飲みながらこれを食べるが好きなのだが、なぜか日本ではあまりお見かけしない。 蝦は日本ではコストが高いからなのだろう。