夕方、某通信キャリア系でインターネット放送を手がけているYさんと面談。 インターネットによる放送配信について話しをする。 これは以前にも書いたが、VOD至上主義という人には、なかなかわからないのかも知れないが、かならずしもオンデマンドが垂流しよりも良いサービスというわけではない。 TVやラジオというのは、視聴者側の負担が極端に少ないのが、一つの魅力だ。 選択しなくても流れてくる情報によって製品の存在を知ったり、世の中のトレンドを知ったりすること事態は、とても楽なことだ。 インターネットやディジタル放送であっても、オンデマンド型、垂流し型、サーバー蓄積型の三つのサービス形態があってしかるべきである。 この時、垂流し型は広告収入&視聴者無料というビジネスモデルが一番認知されているので、マスなビジネスとしては圧倒的に強いだろう。 次が、サーバー蓄積型だが、まぁこれはビデオ/DVRの予約録画と変わりない。 オンデマンド型は、視聴者個々に特化したサービスであることから、視聴料を支払うP/V型が主だろうが、この時の価格形成は、コンテンツの価格が圧倒的で、配信者のコストは少ないのだから、とうぜん利益率の点でも配信者(通信事業者)の取り分は少ない。 ようするに、人の褌で相撲をとるモデルというのは、なかなか厳しいのだ。 垂流し型の場合には、配信者がコンテンツとは別に広告をサイトに掲載し、集客をするので、それ自体は人の褌ではなく、互いの裁量での利益シェア型モデルになるのだろう。
夜は、築地の居酒屋で、YさんとYさんを紹介してくれたT嬢と一献、日本酒でつくった梅酒を飲んだが、これが甘くなくて実に美味しかった。 その後、おなじ通信会社のF氏と合流しワインをご馳走になる。(Fさんご馳走さまでした)