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2006-04-20 上海

_ [] 上海

 新規のプロジェクトのために、午後から上海に移動する。 上海に行くのは実に5年ぶりだ。 成田−上海線は、以前はあまり混んでいなかったのだが、ほぼ満席という盛況ぶりで、観光客も多い。 数年前まで、中国に入るにはビザが必要で、しかもそのビザが高かった。 マルチエントリーといって、有効期間中何度でも出入国できるものが、日本で取得すると3万円以上していたし、その有効期間も途中から6ヶ月、3ヶ月と短くなった。 その後、上海などでは、76時間くらいの短期滞在する日本人に対してビザなし入国が認められ、ついには全土で短期(3ヶ月or6ヶ月どっちかだと思う)滞在は、ビザ不要となったので、いまはパスポートだけもってくればいい。

 上海の浦東空港で、現地のパートナーと合流して、市内に移動するが、高速道路の渋滞は日本と同じで、1時間半近くかかって、ようやくホテルにチェックインとなった。 その後現地のパートナーと顧客と一緒にディナーにでかける。 フランス租界のビラを改造したレストランで、蒋介石の情報特務機関が使っていたビラだそうだ。 ベトナムなどてもそうだが、フランスの統治したエリアの建物は、皆丈夫で長持ちというようで、改造してレストランなどに再利用されていることが多い。  上海料理は、とてもヘルシーで、味がさっぱりしている。 上海の顧客と紹興酒に付き合い、その後新天地というエリアのオープンカフェKABBでもう一杯となった。 この新天地というのは、最近できたスポットで、顧客のほとんどは外国人だ。 ちょうど香港のランカイフォンや北京の三里屯と同じだが、北京よりはかなり洗練されている感じがする。  この街の一角で、第一回全人代が開催されたそうで、その場所も観光スポットになっている。 こういう、古い街を再利用するというのは、日本でも最近多いのだが、東南アジアの場合には、開発と同時に行われている。 日本の場合には、高度経済成長期に急激に開発がされ、その当時には景観を残すという意識が弱かったため、今になってそういう取り組みをしているが、失ってしまったものが大きいのかもしれない。 これから開発される地域では、開発と景観保護が同時に進むのだろう。


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