日経一面にKDDI、東電の光通信事業を買収・07年1という記事がでている。 今回の買収により、東京電力は通信事業から撤退となるようだ。 かつて、東電、ソフトバンク、マイクロソフトの合弁で設立された通信事業会社の立上げに仕事柄関与していたこともあり、いささか複雑な心境だ。 家庭へのラストマイルを持っていて、料金回収の仕組みもある企業としては、電話会社と並ぶ二大事業者が電力事業者なわけで、電柱という資産も、利用者へオーナーシップもある電力会社は、NTTに対抗すする競争相手として、実に望ましいの会社なはずなのだが、そこが事業を見限るということは、通信事業の難しさをあらわしているのかもしれない。 これを機に、他地域の電力会社系通信事業者も同様に、通信事業の売却撤退となる可能性も否定できないだろう。