磐田にある某企業で打合せ。 久しぶりに日本の製造業の工場にうかがった。 資材調達の打ちあわせスペースには、製品が展示されVA提案(Value Analys)の事例や募集用紙が置かれていた。 事例では、塗装塗料を一本化することで、手直し行程が15%短縮でき、歩留まりが改善された事例や、外部への露出部分と被露出部分の品質規定を適正に分ける事で、コストを削減した事例などかパネルで紹介されていた。
こういう、VA,VE提案とか、TQC活動というのは、日本の製造業の競争力の源泉になっていると再確認する。 いわゆる、"カイゼン"というやつだ。 一度でも、それなりの製造業に籍を置いた人ならば、Just in Time, TQC,VA,VE, カイゼン、コンカレントエンジニアリングなどについての教育を受けたことがあるのが常識だったのだが、最近はどうもそうじゃないらしい。 極端な例では、機器ベンダーに勤務していても、工場など見学もしたこともないエンジニアが沢山いるようだ。
今日は、ひさしぶりに工場らしい工場におじゃまして、懐かしさを感じるとともに、日本の製造業の基礎力がまだあることを実感した。