昔、IPO準備をしていた頃に監査を依頼していた大手監査法人の公認会計士の知人と、数年ぶりに一献。 会計士のイメージとは違って、かなり人間味のある人で、ゲーマーだったりもする。 今日も久しぶりにあったのだけど、いきなり"iPhone使ってる?"って言うのが、挨拶代わりだったりした。 監査の仕事をお願いしていた時は、さすがに食事を一緒にする事もなかったのだが、今はもう直接に関係ないので気楽にいろいろな話が出来た。 いろいろと会計の話をしていた中で、やはり企業の時価評価は、なかなか企業側と監査側では一致しないよねという話になった。 例えば、製造業などでは、在庫評価などについて、監査法人と企業側では、かなり異なる評価になることは多々有る。 さらには、税務会計では、これまた大きく違ったりする。 基本的には、合理的な説明がつけば良いということだけど、それぞれのもっている"理"が違うのだ、 監査側、企業側、税務側は、各々の"理"を持っていて、それに合うことを合理的と言う訳で、この"理"が統一されていないのだから、三方納得なんていう評価は、なかなか出来ない。 また、事業が継続していく前提での評価と、事業をある時点で停止した場合の評価(解散価値の評価)などでは、自ずとおおきな違いが出る。 たまたま、関連している業界は、通信事業とか放送事業だったりすので、このあたりは特に難しいのだが、お小遣い帳くらいしかつけていない素人に説明するいい手法はないものだろうかなんて話で、夜が更けたけど結論はでなかった。