参加しているサロンで、渡辺淳一さんのの講演を拝聴する。 恋愛小説の大家として、愛の流刑地や失楽園などが有名な一方、鈍感力などの本もヒットしているのだが、あいにく僕は、新聞の連載も含めて一冊も読んでいない。 しかし、この元医師であり、大作家である渡辺氏の語り部は、じつにおもしろかった。 おなじ事を、台詞を情を込めて、リピートしたり、やさしい口調でゆったりとしたり、アクセントをつけたりなどで、聞き手を引き込んでいくのは、なんとも心地よく、また笑いのエッセンスもとても効いていた。 いつもビジネプレゼンテーションとか講演ばかり聞いてるので、こういうタイプの語りというのは、あまり縁がなくとても参考になった。 しかも、1933年生まれにはとても思えない力強さと、色気は、かっこいい歳の重ね方だなと感嘆させられた。