たまたま、ここ数日、部下達の打合せに、口を挟むことがあった。 いづれも、長々と小田原評議をしているように思えたからだ。 打合せのきっかけとなった情報の曖昧さをそのままに、推察の上に推察を重ね、結局のところは、"これだけじゃ、結論が出ないなぁ"などと、堂々巡りをしている。 つまるところ、情報を整理すること、それを分析し課題を明確にすること、そしてそれに対する解決策を出して、アクションプランをまとめるというプロセスが身に付いていないのだろう。 特に課題抽出までは、事務的にというか客観的に情報に接しないといけないのだが、そのあたりが苦手な人が多い。 こういうのは、もちろん個人の資質もあるけれど、訓練や手法の学習も重要なのだが、そもそも論で打合せというものを長時間やる事に対するコスト意識が希有なのかもしれない。