慶應義塾大学SFC研究所 プラットフォームデザイン・ラボ主催の情報通信制度改革シンポジウムに参加。
「電波オークションは導入すべきか」というテーマで、顔なじみのメンバーがパネル討論をした。 しかし、この議論は、2001年頃に議論した時と、なにも発展が無い。 実際には、この間に、総務省は電波政策ピジョンを打ち出し、いくつかの改革をしてきたが、その過程でいつくかの大きなターニングポンイトがあり、僕からみればミスリードした点もある。 そういう実際に行なわれてきた事や、当事者である総務省をいれずに、周辺からの感覚的な評価だけで、その場にいない役所の手腕を避難するだけでは、折角の議論もその場で終わってしまうのではと感じた。 感覚的に、電波は規制が多い、規制緩和しないと駄目だ、裁量行政がいかん、技術革新を阻害している等々って、ある意味全体像としてその通りだけど、それを訴えても何も解決しない。 なぜそうなったのか、いまどうしているのか、何を変えたらいいのかという、次のステップの議論にぜひ進んで欲しいものだ。