某団体の方と懇談。 地域WiMAXの活性化のめにVoIP over WiMAXをができれば、ブレイクするという発想を聞かされる。 これは、相当に痛い。 携帯とかPDAとかでも音声をVoIPにという流れはあるので、WiMAXという技術だけがこれを出来るわけじゃない。 そもそも、地域WiMAXが死蔵しているのは、キラーアプリが無いとかいうレベル以前の問題だろう。 飛ばない、届かない無線局を、離散的にポツンポツンと置いても、エリアーがまったく作れないということを理解していない人達がいけない。 地図に円書いて、非見通しでも通信できるなんていう、メーカーの売り言葉を信じてしまった事が悲劇なんだよね。 ちゃんと、総務省の作業班のレポートにだって、都市部で1.4kmくらいのセルで、しかも、これはセルエッジでは、速度が落ちる事が明確書かれているのに、宣伝文句のいいところだけを鵜呑みにしたわけだ。
エリアも作れない状況で、データ通信では顧客がニッチだから音声サービスをすればなんていうのは、最悪のデッドロックに陥るだろう。
データ通信は、まだホットスポット的なノマディック利用が許容されるけど、音声通信は待ち受けがあるいじょう、場所を意識しないで使えないといけないのに、エリアがつくれないという根本的な問題を解決しなきゃ話にならない。
マーケットを無視した技術指向の思い込みは、悲惨なビジネスを加速するんじゃないだろうか?