柳井市での実証実験の二日目。 結局、昨夜九州に機材を調達しに行った同僚は、機材だけでなく、たまたま事務所にいた研究仲間のO君を連れて、朝方山口にもどってきた。 彼も同僚も昔から一緒に無線ルーターを使った研究をしている仲間なので、ものすごく強い助っ人だ。 おかげで、午前中には、どうにか各拠点の無線設備が準備できた。 僕は、午後の飛行機で東京に戻るので、最後まで立ち会えなかったけど、一部目的を達成できなかったが、データもそれなりに得られたようだ。
今回は、共同研究者らが当日の運用に関する資料なども綿密に作成してくれていたのだが、機材の不具合などで大きな変更が余儀なくされたため、やはりろいろいと混乱してしまった。 参加人数も20人ちかくと多く、拠点も10カ所近くになるため、物流などの面での効率が全体のスケジュールに影響したりもした。 こういう実験をすると、後方支援というかロジスティックの重要性などを、体験をもって知る事になる。 計画段階で、どこまでイメージが含み、頭の中でシミュレーションできるかが、フィールド試験などでは重要ということだ。