先般、取材をうけた国際標準化に関するインタビューが、日経IT proで、国際競争力を阻む意外な壁という記事でWEB掲載された。
何度かこのBlogにも書いたけれど、結局のところメーカーやキャリアの中長期的戦略の立案というマクロなマネージメントと、それを現場に落とした時に行なうミクロな実務管理の乖離が、日本の企業の弱さかもしれない。 経費節減という言葉で、 ROIに関係なく経費を削減するかとおもいきや、気ままな経営方針でとんでもない部分に新たな経営資本投下をするというのは、企業の規模に関わらず同じようだ。
知り合いの会社の事例だと、属人的な組織運営をするばかりに、マーケットコミュニケーションやブロダクトマーケティングについての、体系的な知識を持っている人間がいない。 ここの組織の痛いことは、中途採用や若手で向上心のある人間が、そいう体系的メソッドなどを導入しようとしてはも、中間層がこれを机上の理論は意味が無いとして排斥してしまっている事だ。 こういう会社は、結局のところ若手もその色に染まってしまうので、成長力がどんどん削がれていく。
戦略や理念のない企業が、国際社会で淘汰されていく姿を目の当たりにすることが、最近多いのがつらい。