朝から90分2コマの講義を、九大の大学院で行なう。 無線通信の基本的な概説と、最近の僕の研究についての講義。 8:40から講義なのだが、院生が20人弱出席していた。
対象の学生達は、1980年代後半の生まれなので、基本的には物心ついたときには、PCやインターネットが身の回りにあった世代だ。 通信のプリミティブを解説するには、NAなレシプロエンジンで内燃機関の動きを説明するのと同じように、黒電話とかモールス通信の喩えが便利なんだけど、黒電話もモールス通信も知らない世代だったりするのが辛い。 というわけで、"モールス信号ってあるでしょ、ほらピンクレディのSOSのイントロで...."なんていう言い回しを、ぐっと堪えて飲み混んでしまった。
それでも、講義のあと、数名の学生からコンタクトアドレスを聞かれたり、すかさずTwitterでフォローが入ったりで、まぁ多少は彼らの勉学の肥やしになったとするならば、それは嬉しい事だ。
午後の飛行機で東京に戻り、夕方は某インターネットキャリアの取締役の知人と一献。