午前中は、知人の会社の全体会合で講演。 技術的なトピックスとは別に、思考整理のお話もする。
講演のあとに社長である知人と昼食をとりながら雑談。 しかし、どこの会社も抱える悩みは同じようだ。 とくに、仕事の質が悪いことにつて、「言われなかったから」、「聞いてないから」、「仕様書に書いていないから」といのうが、大手をふっているというのはどこも同じようだ。 この類いの人達にとって、何かが悪いのは、会社、社会、上司、組織の問題であって、自分はなにも悪くない、または不可抗力なので仕方が無いというのが定番らしい。 つまり、仕事というのものに、正面から真摯に向き合って、どうするべきか、どうあるべきか、何が正しいかというということは考えないらしい。
「君はどうしたいの?」「これは正しいと思うの?」なんて対応をすると、「ええ、まぁ それはそうなんですけど...むにゅむにゅ」となるというのも、同じ傾向らしい。
というわけで、今日は論理的思考の進めのお話で、道具の使い方、作章の仕方などをしたら、これはそれなりに壷にはまったそうだ。 でも、道具をつかって思考を整理しようとか、どういう道具があるかなんていうのは、会社の帰りに本屋にいったり、先輩を捕まえたり、自分でお勉強することなんだよね。 そういうことをするのは、仕事そのものが好きじゃないとキツイわけで、どうも最近は技術系にも技術が好きじゃない人が増えているだけなのかもしれない。