仕事に対して、判らない事、あるいは新しい仕事をする時に、自分なりに調べるというのが重要というのは、何度かここにも書いた。 しかし、最近は、もうそれ以前の問題が僕の回りで多発している。
基本的に、僕は部下,同僚、顧客に限らず、良い歳こいた社会人に、何らかの仕事の段取り等を一挙手一投足まで言うのは、失礼なことではと思っている。 もちろん、役所の窓口とかサービス業とかで、初めてのお客様に、何らかの手続きを教えてる場合には、懇切丁寧にが基本だけど、仕事のパートナーに対する場合は別だ。
というわけで、例えば 「このURLのどこどこから、この書式をダウンロードして、次にこことここを書いて、それを誰々に確認してもらい、そのあと何処そこに送って.....」なんていう指示はしない。
情報の入手先のポインタは伝えるし、それでは不足する留意点があれば、申し添えることはする。 でも、まずはそのポインターで示された情報なりマニュアルなりを読んで、判らなかったら聞いてくださいというのが、大人の社会人に対する対応だと思ている。
もちろんし、新卒の新人には、細分化してステップ by ステップで、手順を踏むけど、社会人歴10年くらいの中堅に、そんなことはしない。
たとえば、技術的な打合せであっても、僕は相手はプロだと思うので、基本的にいろいろとホワイトボードで説明などをしたり、メモ用紙を使って絵を書いて説明したりしても、それを「はい、じゃこれ写して」とか、「ちゃんとメモとった?」なんて言わないし、大抵はホワイトボードは消すし、メモ用紙は破いて捨てちゃう。
ところが、どうも最近こういう対応が通じない相手が多い。 意地悪する気はないので、理解していないかなと思う時は、なにげなくメールにヒントを書いたりはしているんだけど、どうもそういう気遣い以前に、完全なる指示を期待している輩が多い。
こういう人って、結局のところ仕事は、言われたから、言われた範囲でやってますというだけで、まったくスキルとかキャリアを自分で磨く気はないみたいだ。
さて、こうなってくると、こういう輩をどう教育したら良いのだろうか、あるい教育で変るのだろうかと不安になってくる。 でも、もしかしたら、仕事に真摯に向き合うかどうかって、教育により身に付く知識じゃなくて、自己を律するという基本的な躾の問題なのかという気がする。 もし、躾の問題なら、やはり社会人歴10年にもなる、不躾な輩を躾るなんて、僕にはぜったい出来ないので、そういう人とは、なるべく仕事で絡まないようにするしかないのだろうか。