ここ数日、溜まっていた報告書とか原稿とかを書いている。 僕は、作家じゃないから、文章に対する拘りは低いんだけど、文体というのにはいつも悩まされる。
たとえば、論文じゃなくてクライアントに提出する報告書等は、でる・ある調だと、なんだか偉そうな気がして、ちょっと気が引ける。 でも、です・ます調だと、なにがというわけじゃないが、緩い感が漂う。
某学会の学会誌の特集号に読み物としてエピソード的な記事をという依頼があって執筆してるのだが、これもかなり悩ましい。 だいたいが、論文じゃなくて読み物的にというので、そのつもりのお気楽さで書いたら、校閲者からは、けっこうまじめなコメントが来てしまい、あら...そうなの? って状態になったりしてる。
日本語は、文体や言い回しのニュアンスの妙というのがこれだけあるんだけど、果たして英語や中国語とかもそういうのがあるんだろうか? その辺りの機微を判るようになったら、きっとネイティブっていうんだろうな....