今朝は、当地のインダストリーデザイナーのオフィスで、製品の意匠設計について打ち合わせ。僕のビジネスとしての製品開発のスタートは、民生用のラジカセ、テープレコーダだったし、その後の通信機器関係の開発でも、デザイナーとの意匠打ち合わせは結構経験している。
ただ、ここに来て大きく違うのは、モックアップの作成が、3Dプリンタで飛躍的に早く、かつ精巧になった点だろう。昔は、デザイナは、パースまでで、後は機構設計担当がモック用の設計を行い、切り出しやプラモデルでモックを作るのが普通だった。しかも、モックの多くは、可動部品など弱いし、あまり複雑なところは割愛されたりした。
いまは、射出成形並みに3Dプリンタで細かい部品ができるので、ESやWSでもかなり最終形態に近いものが出来る。しかも、シリコンバレーには、TechShopなどが沢山あるので、直にものができる。
午前中は、nestGSVというインキュベーションオフィスを見学。いかにもシリコンバレーだなという感じのオープンスペースタイプ。占有の机一つで月500$くらい。さまざまなイベントに参加できたりで、インキュベーション体制がついてる。ここは、Eduraomが使えたのは、なかなか嬉しいかも。
たしかに、インキュベーションオフィスにしても、Techshopにしても、スタートアップが何かをするのに、いろいろな意味でシリコンバレーは、環境が整っている。大学で教えているベンチャービジネス論も、こういう環境を見せたりする事ができると、もっと学生の起業に対するモチベーションがあがるかもしれない。
午後は、シリコンバレーのエンジェルとしても第一世代の旧知の方のオフィスを訪問。投資家視線での適切なアドバイスをいただく。彼のアドバイスもあり、夕方もう一度弁護士と打ち合わせをして、幾つかの課題を明確にし、対応方針を決めた。
夜は、当地にいる知人らとサニーベールの"たんと"という日本居酒屋で会食。皆さん、こちらで数十年のベテランなので、駐在の方達とは違う鋭く、深い話しがきけて、とても参考になる。