朝は、802.15.4系な打ち合わせをし、その後スマート無線研究会に参加。今回は、僕が研究している無線エミュレータを企業展示で出展しているので、そのショートプレゼンと説明のために出かけた。
スマート無線研究会って何?と思ったら、以前のソフトウェア無線研究会だった。まぁ業界は狭いので、いつものよに知ってる顔がチラホラ。久しぶりに再会した方もいて、なかなか良かった。
出展の中に、ちょっとグッとくるのがあって、やっぱし世の中似たような事を考えるなと感心。変な事やってますねといったら、いやいやそちらも十分に変ですよねみたいな会話になってしまった。
それにしても、僕がDSPでレガシーな電波の変復調器を試作して、クライアントに見せたのは、Root,Incを創業した1993年。TIのTMS320Cを使って、直交変換とヒルベルト変換なんかをやった。
この時に、DSPのフィルタ設計CADがあって、フィルタの要件を入れると、DSPのコードを生成してくれたんだが、それを動かすためにIBM-PCを初めて導入した。
当時、他の仕事はPC98でしていて、IBM-PCは、この仕事専用。というわけで、当時一番安いやつを探しに行ったら、マハポーシャだった。でも、なんかサポートとかに不安があったので、結局パッカードベルを購入したのを思い出す。もし、あの時、マハを買っていたら、今頃......ry).
その後、ディジタルのI/Q掛算器などを使い、高いI/Fでサンプリングするゼネカバ受信機を作ったのだが、結局はアナログフロントエンドのダイナミックレンジとIP3を高くする事が一番大変だった。
いまも、この辺りの課題は変わっていないのだが、アナログ回路を触らない人が増えてしまうと、勘違いしてSDR完璧とかいう似非技術屋が跋扈するのではと、ちと心配かも。