午前中は、某国内半導体大手の方達と意見交換。欧米の半導体メーカーの人達と比較すると、事業戦略がとても受け身な感じが強い。新しい価値を自ら創造して、市場を作るというよりは、既存顧客・市場の動向をウォッチして、それにいかに早く応えるかという感じだ。これは、良く言われるマーケティングとイノベーションとかレッド/ブルーオーシャン戦略の差なわけだ。
まぁ、企業に限らず、いろいろと経験としがらみが増えると、なかなか冒険は出来ないという人もいる。ところが、内外問わず成長している企業は、企業の規模に関わらずに存在している。こういう成長している企業は、やはり現場に若さが在る気がする。これは、マネージメントが若いのではなく、現場に自由闊達なる雰囲気があるわけだ。
あのソニーの設立趣意書にある「自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」という一節はとても有名だけど、こういう思考を持続している企業は元気なわけだろう。
今日の午後の打ち合わせも、上場している老舗製造業だったけど、こちらも典型的なのは、課題意識のあるマネージメントは、チャンレジする気概があるのだけど、その周りにいる人達がなかり保守的だ。経営リソースやマネージメントの権限を若い世代に委譲するうな、マクロな戦略ポートフォリオを作れないところが多いようだ。
シリコンバレーでも、マネージメントの世代は決して若くない企業が多いが、現場は圧倒的に若い。そういう意味では、EverySenseも現場の充実を強化しないとならない。