つい数年前のことだが、スマートフォンの普及で携帯網に大規模な障害が頻発したことがあった。この時に、言われたのが、スマートフォンの普及により消費帯域が増加したことに加え、セッション数の急激な増加の影響が大きな原因とのことだった。
今後、IoTによるインターネットに接続するデバイスが天文学的に増加すると、今度は同様のことがインターネットで起きるのではないかと懸念している。つまり、とんでもない数のデバイスが、頻繁にセッションを確立して、通信することになったら、インターネットのインフラはスケールするのだろうか?
また、センサーやM2Mのようなペイロードの小さなパケットが増加することも、少なからぬ影響を与えるのではないだろうか?
となると、無線、有線を問わずIoT時代に適した通信技術というのを、検討する価値があるのではないかと考えさせられた一日だった。