ここのところ、立て続けに上場企業の老舗製造業系の方達とお会いすることが多い。そして、つくづく驚かされるのが、新規事業や企画について、マーケティテングの体系的な取り組みの弱さだ。
さすがに、それなりの規模の会社さんなので、様々な企画については、最低限の評価だったり、解析はされていると思うのだが...驚くほど技術系発案のものの多くには、それがない。
だからといって、仕事がいい加減とか、手抜きというわけではなく、流石に地頭の良い人達が熟慮されたであろうことも、長年の知験の積み上げは感じる。
その分なのか、目の前のモノや事象に集中しすぎて、一歩引いて俯瞰するということが出来ないのかもしれない。まさに、Zeal is a bad servantだ。
それにしても、大勢の人間が参加しているプロジェクトの場合、中にはニヒルにというか斜に構えて、そもそも論を語っちゃう人がいても良いと思うのだが、きっとそういう人材が生き残れない世界を綿綿と作ってきたのかもれしない。
それでも、組織の中には置きたくないけど、たまにはそういう人が居ないとねと気づくと、外部コンサルタントを使うこともある。でも、この場合は、結局のところ、まぁ彼は外の人だからと言えば、痛い点を聞き流す事が出来てしまうんだよね。
というわけで、僕も目の前の仕事に嵌まり過ぎてしまわないように、明日当たりは、アフターファィブに精を出さねば....www