今日の夜は、先月のはじめに他界した知り合いを偲ぶ会。彼とは、十数年前にIEEE802の標準化でお会いした。そして、昨年までずっとメインのタスクグループなどは違うけど、標準化会合では顔を合わせ、時にオフラインであったり、セミナーでの講師を一緒にしたりしてきた。
今夜は、同様に標準化会合で顔を合わせるメンバーが集まって、彼を偲ぶ会となった。今日のメンバーは、会社もバラバラだけど、かつて、または現在も標準化会合で、顔をあわせる人達だ。
たとえば、僕と他界された彼は、ともにIEEE802とWi-Fi Allianceで標準化活動をしてきた。IEEE802は、年6回x5日、Wi-Fi Allianceは、年3回x3日の実会合を、世界中のどこかで行っている。ということは、前後泊もふくめると、実に年間では優に50日近くを、同じ屋根の下で過ごしてきたことになる。これとは、ともすると家族と過ごす時間より多いかもしれない。(実際に僕はそうだ)
というわけで、今夜集った面々を中心に、自然と会社や組織を超えた横のつながりができて、時に連携し、時に相反しながらも、各々の分野での標準化をしてきた。こういうことから、過去の会合でのスナップ写真などもあるので、それらをまとめてご家族へ報告したいと伝えたところ、みなからいろいろデータをいただいた。
今夜は、ちょうど会場に行く前に、インクジェット用の印画紙などを買ってきたと言ったら、参加者の方から、自宅で高級ワインより高いインクで、印刷するならば、ネットサービスでプリントした方がいいよと提案された。
プリンターメーカーの彼に言われるのもびっくりだか、まったくその通りだわ。しかも、だいたい自宅で印刷すると、何枚かは仕損じがでるもんね。
確かに、容量辺りの単価で考えたら、インクジェットのインクって、めっちゃ高いわ。