情報流通を促すための取引所であるEverySenseは、個人であれ法人であれ、情報を生成した人とその情報を使いたい人をマッチングし。情報を使った人から情報を提供した人に、謝礼が支払える仕組みを提供している。
ここで、大きなコンセプトは、あくまで情報提供者と利用者の合意である。この合意は、提供する情報の内容や使途に対する合意だけでなく、その情報への対価も含まれている。
この情報取引を体感してもらうために、3/23-4/23まで、歩数と位置情報のデータを一時間に一度提供してくれる人を募集し、データ収集をしてみた。今回は、性別、職業、生年月日を開示してくれる人を提供者として採択した。また、対価は、歩数、位置情報のそれぞれ1データにつき2円相当のポイントを提供し、さらに合計100回のデータ提供を超えたら100円相当のポイントを提供するという提案をした。
具体的には、ESpost という、スマホアプリをダウンロードして、利用者登録いただいた方に、データ提供してくださいというオーダーが届き、内容に合意をいただき承認した人からデータを収集した。
おかげさまで、この収集期間中に、20,000を超える位置情報と歩数データを提供いただいた。この提供いただいたデータを眺めてみると、細かい分析はしなくても。東名阪の移動が多いことなどは、すぐに判る。これは、集計だけど、実際には1時間毎にデータが更新されるているので、可視化サイト などで、モニタリグもできる。
このデータ収集では、実際にデータ提供された方に、EverySesnsePointというポイントを提供したのだが、これは提携しているPointExhcange で、現金やマイルに交換できる。今回、データ提供によって、ポイントを取得された方の分布をみると、2,000ポイント以上取得されている方もいる。つまり、一月の間にこの方達のスマホは、2,000円もお小遣いを稼いでくれたことになる。
市場原理は、需給連動なので沢山の人が参加すると、単価は下がるかもしれない。収集側の方からみると、一万人の方の導線情報を一月分取得するのに、いくらの価格を提案するかは、その情報の生み出す付加価値しだいだろう。
今は、トライアルなので、この辺り相場観の確認のために、来る五月連休のときに、もういちど同様の調査をする予定なので、ぜひ皆様いまからアプリインストールして、アカウント登録してみてください。