先日取材を受けた読売新聞の記事は、先週の朝刊紙面の内容が、WEBにも情報銀行とは…個人データ流通、本人関与どこまで というタイトルで開示された。
記事の最初の部分に、EverySenseの取り組みと、わたしのコメントを紹介いただいてる。記事は情報銀行とはなっているけれど、情報の流通における個人の同意ということについて、言及されている。
よく、情報所有権云々と言う人もいるけれど、一度発信された情報は、残念ながら紐付きで管理することは困難だ。重要なことは自分が生成した、あるいは発信した情報について、情報そのものではなくて、その制御権だ。
「今から伝える情報は、社外秘ですよ」とか「ここだけの話で、他言無用ですが...」という枕詞で伝えられる情報は、情報そのものは相手に伝わっても、その使途や二次発信についてのコントロール権は渡していない。
個人情報というと、すぐにプライバシーだ保護だとなるけど、大事なことは自分の発する情報に対するコントロール権を確保することで、コントロール権には、積極的に開示するという権利も当然ながらある。
この辺りを整理しないで、情報流通の話しをしだすと、もうぐちゃぐちゃになるので、こういう記事をベースに、社会認知が広が伝くれると嬉しい。