いよいよ、八ヶ岳エンデュランス馬術大会の競技日を迎え、払暁に馬術競技場に移動して、まずは待機馬場で調馬策運動から1日がスタート。相変わらず、かなりの興奮状態で、普段馬場でする調馬策運動とは、比較にならない動きで、少しビビる。
それでも、馬装すれば少し落ち着いてくれて、無事にスタート時間を迎えた。今回、僕は60kmの1回目でノービスクラスなので、早着の制限時間もあり、タイムを競う必要は、まったくない。僕以外の人は競技会ということで、タイムを競う面もあり、スタート時刻とともに、5組の人・馬がスタートし、僕はそのあとに単独でスタート。今回も基本は、いかにペース配分を保って、馬のコンディションをキープできるかが課題。
今回は、1レグ30kmの全く同じコースを2回を走るため、防火帯の急坂も2回とおることになる。1レグ目は、手慣れた感じで順調なペースで、ほぼ予定どおりの2時間29分32秒で終了。しかし、さすがに相方の疲労感がでていて、水の摂取量も少ないのが気になっていたが、獣医検査は無事に通過。獣医検査後に一旦馬房にいれて、電解質などの飼付を与えたものの、あまり食べない。食欲がないのかというと、コース脇などの草は、これでもかというくらい食べるので、すこし悩ましい。
2レグ目は、スタートしてすぐに20kmの選手がいたので、最初の2kmくらいを、ほとんど常歩でエネルギーを温存。その後、林道に出てからは、動きは重いものの、速歩でいい感じで進む。その後、第一防火帯の登りは、さすがに速歩が続かないものの、しっかりと前進はしてくれるので、無理をさぜずに登り切る。最初の給水ポイントの前後は、しっかりと速歩で通過し、第二防火帯は下馬して一緒に登りきり、あとは速歩とところどころ駆歩をいれてペースを保つ。さすがに、1レグと違って、給水ポイントではしっかり水を飲んでくれたけど、あいかわらず水より草。
4月の40kmでドジったので、今回はしっかりと早着しないように気をつけていたおかけで、制限時間の5時間10分くらいに競技場にもどり、競技場の周回コースを並足を中心に3周して、無事にゴール。クルーの皆さんにゴール後のクールダウンを手厚くしてもらい、獣医検査へ。無事に獣医検査もパスして、初めての60kmを完走。
今回も相方の頑張りと、クラブの皆さまの手厚いサポートのおかげで完走でき、感謝の気持ちでいっぱい。閉会式で配布された記録表をみると、60km競技の1から3着は、ほぼ同タイムで、しかも2レグ目にかなりペースが上がってる。これは、やはり単騎ではないので、馬同士が引っ張りあった結果なのだろうか。僕は、今回の2レグ目は、ほとんど単騎だったのだけど、周りに他の馬がいたら、ペース配分が保てるかというのは、また別な課題として経験を積まないとならない気がする。
今回の完走で、いわゆるエンデュランス競技に出る資格要件は満たしたことになるのだが、相方の年齢を考えると、これからの取り組みについては、また別に計画しないとならない。誰か、アラビアンな馬を買ってくれる人いないかしらん。