日欧共同研究の予備実験と打ち合わせのため、今日は終日三鷹にあるENRI電子航法研究所で作業。ここを訪問するのは2回目なんだけど、守衛所で訪問先を聞かれた時に、ちょっと戸惑った。
特殊法人の統廃合の関係で、国交省系の独立行政法人のうち、研究開発機関は、国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所に昨年統合された。 ここでは、おなじ敷地内に各研究所があって、守衛所も一つなので、守衛所で行き先を聞かれる。
今日、行き先も聞かれて答えたのだが、守衛さんには"ENRI"も"航法研"も通じない。そこで、"電子航法研究所"と言ったら、「ああ、電子研ね」とのこと。ここでは、"電子航法研究所"は、略して"電子研"のようだ。
しかしさぁ、"電子航法研究所"を略すのに、それはどうなの? そりゃ"電子"も"航法"も一般名詞ではあるけど、ここの業務のアイデンティティを出すなら、せめて"航法"を残さないか?
というわけで、この素朴な疑問を、訪問先の人に聞いたら、国交省では昔から" 電子研"が通名だそうだ。これって、国交省の村言葉というか方言だよね...
まぁ、無事に入門できて、実験準備も予定どおりに終了したので、つまらんことに拘るのはやめておこう。
打ち合わせしていた建物の中には、ここで研究してるパッシブなレーダーを使った、航空機の位置検出のシステムのデモが置いてあった。仙台空港に離発着する航空機がリアルタイムで、画像、データともに表示されている。その他、昔の測定器なども展示してあって、そっち系な人には楽しいかもしれない。