朝、某都銀の担当さんとちょっとした、保険関係の契約。担当者が顧客に対して、どのような説明をして、それに対して顧客はどういう意向かなどを、初回に会った時も、今回もタブレット端末で、確認入力する。その他の重要説明事項も、タブレットに示されひとつひとつ確認したうえで、チェックボタンをクリックしていく。
おお、金融機関も最近は、進んだもんだな、これは簡単でいいですな....などと思ったら大間違い。まったく、同じ内容の書かれた紙の書類にも、チェックして、署名をする必要がある。
まぁ、それ以外にも、なんだかんだ5枚くらいの書類に、自署と住所などの手書きをしないとならない。たった、ひとつの小さな契約のためだけにだ。
情報銀行の話を、いまは色々と議論してるけど、それ以前に、こういうのはお願いだから、私の合意のもとに、銀行側で書類の必要な欄を埋めてきてくれないものだろうか?
最近は、大夫改善されてきたけど、出張でホテルなどに泊まる時に、相変わらず手書きで宿帳に住所・氏名などを書くことがある。もともと、これらの情報は、予約時に電子的に渡してあるのにだ。宿帳の場合、なにかあった時の本人照合のために、手書きがいるという話を聞いたことがあるけど、それだってサインだけで十分だろう。実際に、海外のホテルなどは、そういうところが多いし、最近は日本でも少しずつ増えて来た。
個人情報を、なんども色々なところで、いろいろな媒体に記入するのって、結局のところ漏洩や窃用の可能性を高めているんじゃないのかね。本人の認証をする話と、付帯情報を共有する話は別なのにねと思うわけだ。
というわけで、情報銀行が実現した時に、情報銀行と自分の情報の取り扱いを信託するために、なんども紙に個人情報を書かないといけないなんてことは、ぜひ避けてほしいものだ。