組織的犯罪処罰法改正案の成立から一夜明けて、メディアの報道は、各紙いろいろと温度差があって、それはそれで各社のスタンスがわかって勉強になる。
しかし、現政権に批判的なことを書かないのは、メディアが骨抜きになったからだとか、記者クラブが忖度してるとか、迎合主義だとかいう事で、非難する発言もネットに溢れている。
これって、一見メデイアの在り方に対する意見のように見えるけど、なんのことはない自分の考えと反するメディアを批判し、許容しない発言なだけにしか思えない。
僕は、政権を批判する記事も、政権を賞賛する記事も両方あるというのは、とても健全で、自由な国にいるんだなと痛感している。メディアだって、それぞれのスタンスがあり、そこの記事やニュース、特に論説には、記者なり会社なりの価値観によるバイアスがかかって当たり前だと思う。
よく批判される偏向報道というのも、事実の伝達とそれに対する論評は別物で、問題なのは事実を改竄して特定の方向への偏ることだろう。昔と違って、いまはネットで複数の事実確認の道があるので、改竄とは言わないまでも、ちょっとした取り扱いの差異が、すぐ炎上につながるのも、なんだかなぁと思ってる。
やれ、xx新聞はとか、xxテレビはと、批判するのもいいけど、僕はむしろ比較しながら各社のバイアスが見えれば、それを加味して中身を受け取れば良いと思ってる。
ただ、技術系の記事などで、事実誤認なのは、勘弁して欲しい...