今日は、三ヶ月毎の定期診察で、朝から病院へ。まずは、採血と採尿をして、そのあと内分泌診療科で問診。ここは、骨粗鬆の対応なんだけど、とりあえず投薬を継続して、次回に骨密度を測定しようということで終わり。
このあとは、メインの泌尿器科で問診と内分泌療法の皮下注射の処置。血液検査の結果から、腫瘍マーカーのPSAは、相変わらず院内測定限界よりも低くいので、再発の兆候はない。
よしよしと思ったら、一つ困ったことが発生していた。いまは、内分泌療法として、経口投薬をしているのと合わせて、三ヶ月に一度リュープリンという皮下注射の処置を受けている。
ところが、このリュープリンという薬が生産上の問題で、入手ができなくなるかもしれないとのことだ。ちょっと、調べたら製薬会社から欠品および長期出荷調整継続のお知らせが確かに出ていた。
この文章にある"逸脱"って用語は、ちと僕には耳慣れない。というわけで、こちらも調べてみたら、「逸脱管理に関わる用語の雑学」なんてドキュメントがあって、それによると、逸脱=承認された指示又は設定された基準からの乖離 ということらしい。要するにハネモノ?
どっちにしても、もしこれでこの薬が入手できなくなると、僕は内分泌療法のやり方を変えないとならいかもしれない。幸いに、僕の場合には、治療開始から2年半が経過していて、放射線治療からも2年が経過して再発もしていないので、間欠投与という方法に移行して様子を見るという選択肢はあるようだ。ホットフラッシュなどの副作用もあるので、一旦投与を休むなら、それはそれでありがたいかもしれない。
しかし、治療の初期段階にいる人には、これはもっと深刻なことではないだろうか。なんかさぁ、製薬業界のこういう事象があるというのを初めて知ったのだが、こうい事例はよくあることなんだろうか?
泌尿器科の後は、時間に隙間があったので、先に処方箋薬局で薬を受け取ってから、放射線科での問診を受けて、無事に終了。これで治療開始から2年半が無事に経過。あとどのくらいで、根治とか寛解とか言ってもらえるんだろう....
ところで、医薬品の安定供給っていうのは、大事なんだなぁと身を以て感じてしまった。しかし、"逸脱"って、普通に医薬の世界では通じるのかしらん。