在宅環境充実作戦の一環で構築したBAR roomの設備で、最後まで悩んでいたのが音環境だった。狭い空間なので、KT-88シングル+ブックシェルフみたいな構成でと思っていたのだが、なかなか踏ん切りがつかなかった。球のアンプにするなら、出口はもう少し頑張ってもいいよなぁ....とかでモヤモヤしてた。
でも、ソースはどうすんだっけと考えたら、圧倒的にFMとBluetooth音源だ。しかも、FMは、RADICOでいいわけだから、古いiPhoneにソースは集約されることになる。こうなると、「オーディオは、結局のところ入口と出口なんだよ」と、高校生の頃に実家のオーディオシステムの再構築をしろと予算をくれた亡父の言葉を思い出した。
あの頃の音源は、圧倒的にレコードな訳で、ターンテーブルとカートリッジにそれなりに拘った。古いSPやモノの音源が多かったので、グレイのアームに、モノ専用のカートリッジなんてのを、ダブルアームのターンテーブルの一つにしたりとかした。
でも、今はとにかくソースは、Bluetoothだし、BGMだしということで、とりあえずBluetoothスピーカーで良いじゃんという結論になった。
そんなわけで、Bluetoothというかワイヤレススピーカーで調べてたらKEFがやたらとキャンペーンしていたりで、またまた悩ましいわけだ。ところが、まったく別なコンセプトなソニーのマルチファンクションスピーカーにたどり着いた。
これは、天井のシーリングライトと一体化するモデルで、電源は天井の配線を使い、ソースからのBluetoothで音が飛ぶわけだ。つまり、設置してしまったら、充電もないし、配線もない。レビュー記事によると、音的にはまぁBGMとしては、十分かなという感じだった。
そんなわけでポチッたのが届いていたので、早速設置してみた。確かに、音としては、低音ズシンみたいな鳴らし方は合わないけど、頭上から広がる音っていうのは、なかなかに面白い。ステレオな音場感みたいなものの再現性は当然ながらないのだが、BGM的には十分に楽しい。
AmazonエコーとかGoogleHomeと連携させると、いろいろと出来ることも増えるらしいのだが、我が家にはエアコンないし、そもそも盗聴器を置くのは嫌なので、純粋に頭の上から音が降ってくるだけで満足。