皆々様、新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、大変お世話なり、誠にありがとうごさいました。
さて、小職は、本年もも山梨県北杜市須玉町で、新年を無事迎えることとができました。 これも、ひとえに公私ともにご指導いだたきました皆様のお陰と感謝しております。
昨年は、一昨年に引き続き、主にルート株式会社における無線通信技術に関わる研究開発業務と山梨県上野原市の放送、通信事業者である上野原ブロードバンドコミュニケーションズ(UBC)の業務を中心に取り組んでまいりました。
昨年、ルートでは、産学協同の二つの研究ブロジェクトと無線LANに関する二つの調査研究業に関わってきました。
これらのうち産学協同のブロジェクトは、いづれも昨年より継続業務でありますが、ルートが創業以来取り組んで来た、無線と有線を融合したネットワーク構築に関わるものであるとともに、小職のライフワーク的テーマである地域に根ざしたもので、それぞれ岩手県、山口県で実証実験などを伴うものでした。
また、調査研究は、いづれも無線LANの国際標準化に密接に関わるもので、昨年に引き続きIEEE802.11WBの会合に毎回参加するとともに、標準提案を継続的に行なっています。
これと関連し、今年度は、特許庁の主催する技術動向調査の委員会に参加させていただくこととなり、我が国の国際競争力を特許出願データの解析から分析し、その方向性に提言をすることに微力ながら協力をさせていただきました。
振り返ってみますと、1993年のルート創業以来、無線技術を開発し、ネットワーク構築をし、諸々の開発研究を行うとともに、フィールドでの実証実験を行い、ユーザー、地域の方々とその利活用の視点で技術を見直すというルーチンを続けているわけです。
しかしながら、技術もそれを取り巻く環境も、利用者や社会の情勢も、年々変わるために、毎年新しい発見をし,新しい失敗(時に同じ過ち)をし、新しい解決を見いだしているようです。
比較的同じ繰り返しのなかで、数年に一度は自分自身がエキサイトするような技術革新に出会って来たのですが、昨年は2001年のMIS以来、久しぶりにそんなテーマにも出会う事ができました。
そこで、今年は、このテーマを次の5年の主要テーマとして取り組めるように、スタートを切りたいと計画をしております。
一方、通信だけでなく放送という分野においても、山梨県上野原市のUBCというCATV&ISP事業に関与していますが、こちらは地域独特の地絡みがあるものの、事業そのものは粛々とし進んでおり、ホームパスは、最終的工区の工事もおわり、8000世帯近くに達しました。
とくに、昨年からは自主チャンネルでの番組つくりを管掌することとなり、従来よりいろいろとご指導をいただいてきた、関係諸先輩方へのインタビュー番組などをシリーズとして、製作することができました。 今年も、この番組制作は継続するつもりですので、このメイルを送らせていただいた諸兄にも、近々にご出演の依頼をさせていただくかもしれませんので、その節はよろしくお願い申し上げます。
最後に、私事ではありますが、代表をつとめる知的障害者の地域生活支援を中心とした活動を行うNPO”楽っ子"http://www.racco.orgは、障害者自立支援法に基づく、地域生活援助事業、短期入所事業が2年目を迎え、通年での運用となりました。
障害者をとりまく環境は、相変わらず厳しく、新政権での制度の見直しなどが期待されるところではありますが、こちらも出来る事からひとつづつ積み重ねて進めております。 この結果、NPOとしては昨年度初めて単年度での正味財産増を達成することができました。
個人的には小職の週末の山梨暮らしですが、ついにフレッツ光が引き込まれ、ますますもって東京に行かなくても仕事ができる環境が近づいてきました。 といっても、こちらにいるとついつい畑に出てしまうので、仕事にはならないのですが.....研究合宿などにはベストです。
南アルプスと八ヶ岳を望む眺望だけが取り得の場所ではありますが、最近は野生のサルとの戦いが続いていたりして、自然の刺激が楽しめますので、お近くにお越しの節は、ご遠慮なくお寄りいただければ幸いです。
以上、長くなりましたが、近況の報告と新しい年の抱負を述べさせていただきましたが、本年も引き続きよろしく御願い申し上げます。
最後になりましたが、皆々様にとりまして、新しい年がより幸の多き年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
真野 浩
hiroshi@manosan.org
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