世間では、少しベンチャー投資が活性化されてきて、起業支援みたいな話が増えてる。こうなると、直ぐに出てくるのが起業を支援するなんちゃらみたいなビジネスで、セミナーだったり、交流サロンだったりも、最近活発になってる気がする。
面白いのは、昔もそうだったけど、起業支援とか言ってる人で、自ら起業した経験者にあまりお会いした事が無いことだ。こういう人達は、経理,財務だったり、資金調達だったりを知っているけど、泥臭い事をした経験の無い人もかなり多いんだけど、周りを見てると結構こういう周辺にお金を使う人も多いようだ。
ベンチャーを支援する良い方法は、対価をちゃんと払う顧客になる事だと僕は思ってるんだけど、顧客を紹介したり、バックオフィスを手伝ったりしてフィーをしっかりとる人達が結構いる。
こういう周辺って、ベンチャーや起業家を支援してるんじゃなくて、対価を受けてサービス提供しているだけで、それは普通にビジネスだと思う。
ところが、「支援」とか「サポート」っていう看板掲げる組織や人が実に多くて、それはいかがなもんだろうって、いつも思ってしまう。
昔は、VCが資金投入すると同時に、投資先同士のクラブみたいなのに加入させて、会費とかをしっかり抜くといのゔが常套手段だったけど、また最近のペンチャー投資の盛り上がりで、似たような事が起きないことを祈る。
ベンチャーといっても、大手の潤沢な資金で立ち上がる企業内ベンチャーみたいなのから、ガレージから友達と始めるのまで、いろいろある。また、大手からスピンアウトするというパターンも結構多いようだから、ピンきりではある。
このような中で、本当にアイデアがあってイノベーティブでスモールスタートなスタートアップに、こういう周辺系が触手を延ばしてくるのを見てると、それは支援じゃなくて食い物にしてるだけだろうって言いたくなる。