今日の朝のスロットで、無事に11aiのDraft 1.0に対するコメント解決が全て承認された。これにより、エディターがDraft2.0を用意して、書面投票に進む事となった。
本来は、一月にここまでこぎ着ける目的だったのだが、セキュリティがらみはどうしても議論が長引いてしまう。それでも、参加者の皆が前に進めようという強い意識を持ってくれたので、ここまで進められた。
4年前の北京会合に、前進であるStudy Groupのチェアに就任して、あの時には、なかなか手厳しい洗練を受けた。TaskGroupになってからもいろいろあったけど、 今回のドラフトで技術的な仕様は概ねまとまったので,Wi-Fi Allianceの活動にも弾みがつき、いよいよ実用化に向けて進むだろう。
というわけで、実に数年ぶりに木曜日の朝に審議が終了して、夜のチェアミーティングまで余裕のある時間を得る事になった。たまたま、今日はPM2.5も少なくて、空も奇麗なので、同僚らと天壇公園と故宮を散策。
天壇公園は、北京の観光地では、最も好きな場所だ。以前に訪れたのは、多分十年以上前なので、その頃から比べると回りがずいぶんと開発された感じがある。 それでも、ここから見える空は、やはり宇宙を感じる。
故宮を訪れるのは四年ぶり、三度目だ。最初に来た時は、ラストエンペラーのテーマーが頭の中に流れてたけど、二度目以降は春児や西太后慈禧の幻が走り回ってる。
しかし、今日は奇跡的に青空が広がって、昨日までのハードな会議の事を思うと、まさに雲外蒼天な気分だ。これで、龍玉がこの手に転がりこんできたら最高なんだけど、そんなことは無かった。
夜は、中国人の研究者の案内で同僚らと老成都というローカルな四川料理レストランで、とてもリーズナブルだった。