朝は大学で、副査の先生から論文の指導をいただいた。僕は論文の位置づけというか読者層をかなり狭い範囲に想定しすぎていたようで、いろいろと追記する必要が理解できた。しかし、一連の騒ぎのせいで、論文の話題になるとコピペネタが避けて通れないのは、なんだかなぁではある。
車を車検にだすので、大学から東京までは車で移動して、午後は某研究機関の理事の方と面談。研究者というのも、時代とともに求められる成果の形が変わってきてることを、最近はとても感じる事が多い。
個人的には、公立の大学や研究機関は、いたづらにビジネスに走った成果展開を追求するのではなく、もっとコンセプチュアルなところに拘ったほうが良いのではと思うのだが、独立法人化により中途半端なミッションを負わされてしまった気がする。
夜は、とある中小企業の経営陣と打ち合わせ。未上場ながら戦後直ぐに海軍の技術をもとに創業した老舗だけあって、新規技術に対する感心はとても高い事が判る。こういう基礎のしっかりした柱が技術にある会社は、急成長は厳しくても、持続性はあるのかもしれない。また、自社に無い分野については、投資やM&Aで補っており、そちらの目利きも大したものだ。
創業家が経営に絶対的な力をもってるいとはいえ、執行している経営陣らがきちとん経営判断ができる体制になっている点が、ミーティングの質疑が闊達にされる所から感じれた。
技術にプライドと芯のある会社というのは、自由闊達に意見を交わせるミーティングができるのも特長だろう。