実に数年ぶりに某証券会社の本社を訪問。かつて、この新興証券会社には、その親会社も含めてとてもお世話になった。特に、この会社のトップの方には、いろいろと薫陶を受けた。
その頃、別な証券会社でベンチャーの公開引き受けのTopだった方が、この会社に転職され、彼との再会が今日の目的。
一通り昨今の業界の動向などの話しを聞いた後、会食。彼は、僕と同じ歳なんだけど、とにかく話が面白い。
話の随所に歴史的な事実が引き合いにだされて、それが具体的な年や関連する数字を伴って語られるので、とても説得力がある。まぁ、よくこれだけいろいろな数字や年号を覚えてるものだと感心させられる。
しかし、彼の面白いのは、そういうノンフィクションな話だけでなく、何かの事例を説明するときには、ちゃんとフィクションなメタファーが用いられて、判りやすく語られることだ。
話しを聞いたら、彼は18の時に大阪で喫茶店の経営をはじめていたそうで、大手証券会社に長年いた金融系サラリーマンとはとても思えない闊達で、アグレッシプなキャラは、こういうバックグランドがあってなのだろう。
今日は、グローバル経済の流れを、エネルギー資源との関係からいろいろと教えてもらったのだが、本当に楽しい会食だった。
会話の上手な人は、ファクトとメタファーの使い方やバランスが良いということを、再確認した。