午前中は、福岡で長いおつきあいをいただいている、電力系の二つの会社の経営者にご挨拶。
電力系の通信事業は、完全に西高東低で、関西がダントツだけど、九州も善戦している。無線ラストワンマイルを紹介して、社宅等で実験をしてから、もう15年以上になる。当時、本体の通信部門だった方々が、いまは通信事業会社や省電力機器メーカーの経営をされていて、いろいろな研究開発等で福岡でお世話になっている。
僕は、四半世紀くらい前に、送電線故障点評定装置というのに関わる仕事をしていたので、実は各電力会社の通信部門の人とは共通の話題も多いし、電力会社の文化というのも、結構垣間みてきた。
いま、原発が停止しているために、いづれの会社も大幅な経営難になっているけど、だからといってサービス停止したり、計画停電したりできないのがライフライン産業の大変なとこだろう。
本来はエネルギーと通信というのは、両輪として電力会社の基幹事業になる可能性は高かった。震災によって露呈した原発の問題で、エネルギーがこんな状況になるとは、誰も15年前に予測できなかった。
いまの状況をみると、返す返すももっと電力系通信事業が全国レベルで成長し、そこそこの経営基盤になっていたら、原発の廃炉や代替エネルギーへの移行にも、もう少し積極策が取れたかもしれないと悔やまれる。
昼の飛行機で東京にもどり、二つ打つ合わせをしたあと、夜は元同僚らと懇親会。今週は、送別会続きだな。