IEEE802.11aiの標準化の経緯を取りまとめるために、あらためて過去の記録などを掘り出していると、なかなかに面白い。
2005年9月にLAのGarden Groveで開催されたInterimで、TGuというタスクグループで最初の提案を同僚がしている。このTGuは、HotSpot2.0となる規格の標準化で、この時点でTGとなって一年が経過していた。
そういう状況のTGに、MIS(Mobile Internet Service)で開発、採用したMISPというプロトコルの提案を、持ち込んだわけだ。結果は、それってセキュリティの話しだよね? 11iを変えるってことなの?などなどの、質疑が議事録に残っている。まぁ、はっきり言って、途中から出てきて何言ってんだお前らは的な反応で、たらい回ししようとしている様子が伺える。
僕たちは、その後、このTGでマネージメントフレームが帯域消費を著しくしていることの測定データを示したりしたのだけど、いまひとつサポートを得られることなく、しばらく標準化推進が停滞することになった。
その後、日本でのフォーラム型標準の推進の流れが出て、2009年に再挑戦することになるのだが、そのあたりもデータを整理してみよう。
夕方、ちょっと買い物に出たあと、夜は当地で世話になってる知人と、軽くスポーツバーでビールで一献。