帰国日の日課となっている洗濯と冷蔵庫整理をして、昼の便で帰国の途につく。飛行機の待ち時間と機内で、引き続き、IEEE802.11aiでの活動の整理で、過去の議事録やら提案資料やらを、少し読み返している。
つくづく思うのだが、人間の記憶というのは、やはり移ろうもので。こんなことあった?とか、あれ、これってこの時だった?なんていうのが散在する。当然ながら、すべての記録が明確でないものもあり、そうなるとこの時点で、書き起こすことが、伝承されることになるわけだ。もっとも、IEEE802の場合には、どっかの行政組織とか議会のように、議事録がなかったり、廃棄されたりしていないので、議事録からでも、それなりに議論の流れなども把握できる。この辺りは、議事運営規則やNormative Textのなせる技だろう。
しかし、それにしても、二次的な情報を得る人は、結局のところ誰かが書いたものであり、原本の議事録やらには届かないのだから、伝承や事後の記録というのが、事実になってしまうわけだ。
まるで、ニュースピークスの話みたいだなと...ふと思った。
そうそう、ちょっとびっくりしたのは、2011年の沖縄でのミーティングって、降って湧いてきたのは、半年くらい前だと思っていたのだが、一緒にあるメモとかみていたら、2011年5月のPalmSpringsでのことだった。つまり、5月に打ち合わせして、9月に開催って、今思うとよく形になったもんだ。
あの話を、仕掛けた某グループの人たちは、いまもそんなことは、なにも知らずにのうのうとしているのだろうな。なんか、ちょっと思い出したらムッとした。