今日の午前中は、Aug/Sum アグリテックサミットというイベントで、農業IoTと情報流通のディスカッションをした。ゲストに、山梨で農業IoTに取り組んでいる知人に、彼らの取り組みを紹介いただいた。そのうえで、情報流通によるIoTデータの流通の有効性について、少しお話しをした。
それにしても、参加された方のうち営農者は、なんと一人。あとは、企業の企画などの方などだ。農業の大規模化による農業法人などは、今は大きなトレンドであるけれど、相変わらず日本には非主業農家もたくさんいる。
主業農家と非主業農家では、規模だけでなくその目的も投資のスタイルも異なるし、そこで生じてる課題も大きく違う。でっ、大規模の農業法人などの場合には、技術投資もそれなりに可能だ。一方で、非主業農家だと、センサーつけてどうのこうの的なとこへの投資は限られるし、そもそもそれによる利便性も小さいから、自ずとCOTSな機器での展開になる。
このあたりの違いって、意外と都会の人にはわからないかもしれない。なので、今日の会議も、いまひとつ土や風の匂いを感じるものではなかった。これって、かつての地域情報化の活動とすごく似てる気がする。
ぼくは、たまたま十数年前に2拠点生活になって、それなりに田舎での地域生活に触れているので、この都会と地域、大規模と小規模の差を、ものすごく感じてしまい、いまひとつIoTと農業とかに距離感を感じてる。