夕方、無事に成田に帰国。機内で「海賊と呼ばれた男」と「沈黙」の二本を鑑賞。ともに、原作は読了しているのだけど、それぞれに尺もな長くて、あまり映画化による違和感はなかった。ただ、「沈黙」は、読んでいるとどんどん内向的になっていく感覚があったのだが、映像だとかなり冷めた視点になる。映像が全体的に鮮やかなこともあるのか、原作にある陰鬱な部分も淡々とした感じだった。
東京の事務所に着いたら、ちょうど某研究会のテレカンの始まるタイミングで、設定を忘れていたこともあり、ちょっと焦った。
ひと段落してから、ちょっと気になっていた山梨の家の庭で連休前に出産した野良さん(最近は地域猫と呼ぶらしい)の様子を電話で確認したみた。どうやら、今週の水曜日までは居たらしいのだが、水曜日以降は連休で皆が家をっ空けていたため、昨日帰宅したらもぬけの空だったそうだ。
特に、他の獣に巣を荒らされた様子もなく、親子ともども居ないというので、きっと食べ物のある場所へと移動したのだろう。餌付けはしないけど、引き取ってくれる人も見つけていたので、ちょっと寂しい気もしなくはないが、自然のなかで、きちんと生きて行ってくれるなら、それに越したことはない。
最近は、街中では、野良猫ではなく地域猫という呼び方をして、避妊したうえで、餌をあげるなどの活動をしている方が多いそうだ。くだんの三毛さんも、まぁ野生な訳はなく、もともとは誰かの飼い猫なわけだ。ただ、我が家の場合には、裏山とかで生きていくとなると、きっとそれなりに野性の本性が強くなってくるのかもしれない。
いづれにしても、無事な巣立ちなことを祈る。