この前、獅子文六さんの食味歳時記を読了したんだけど、その中で鮎の素晴らしさが色々と書かれていた。そんななか、季節的に鮎だぜと思っていたら、今日の会食が鮎だった。
鮎といえば、僕の実家のある大塚の花柳界には、「なべ家」さんという老舗の料亭があって、ここがこの時期は鮎を出すので有名なんだけど、なんと先週で閉店されてしまったそうだ。この店の斜向かいには、未だに蒸し釜でシャリを炊いてる「すし勝」さんというお鮨屋さんもあるし、その奥には老舗の鰻屋さん、三業通りには、焼き鳥屋さんに某お好み焼き屋さんもある。そんな、ちょっとレトロな一角のなかでも、フラッグシップ的な高級店で老舗のお店が閉店してしまったのは、寂しい限りだ。僕は、もうズッーと昔に行ったことがあるだけなので、閉店前に、ぜひ一度行っておきたかった....
どうでも良い話かもしれないけど、鮎の塩焼きにたで酢って言うのは、いったい最初に誰が考えたんだろう。蓼食う虫も好きずきとか言うけど、やっぱり若鮎には、日本酒とたで酢が、最高だった。