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2017-01-15 IEEE802 again

_ [電波][仕事] IEEE802 again

  昨夜、予約したUberが予定時刻にきっちりとピックアップに来てくれて、無事早朝のサンノゼ空港にチェックイン。早朝の便の上に、一時間半近くの余裕で着いたら、こういう時に限ってTSA-Preになる。でも、この時間は、TSA-Preレーンは運用されていない。それでも、緑の紙をくれて、ラップトップとかは出さないといけないけど、靴とかジャケットは脱がなくて良いということで、少しだけTSA-Pre気分。

  フェニックスの乗り継ぎ便が遅れたので、アトランタには予定より一時間以上遅れて到着。ホテルの会場が例年のダウンタウンよりも遠いのだが、新しい街で、綺麗で治安も良さそうだ。

  先月、TGaiが無事に承認されたので、今回からは別なフェーズでの仕事となる。TGaiは、すでに世界のメジャーが実装を進めているので、無線LAN的には、Wi-Fi Allianceでの展開が重要になってくる。

  一方、TGaiが導入したFILSという技術は、802.11固有の概念ではないので、802.15や802.11のミリ波などでも効率改善に大きな貢献が期待できる。ミリ波通信の802.11adは、TGaiの対象外だったのだが、いま標準化作業をしている11ayでは、ベースメントになるのでFILS機能を入れ込む事がすでに提案されている。

  また、IoTやセンサネットワークで活用される802.15では、接続認証の部分が基本的にはScopeの外となり、現在は冗長なセキュリティメカニズムと併用されている。しかし、センサーネットワークなどの少ないデータを、多数でやりとりするような場合、認証や暗号化のオーバーヘッドが大きくなることが課題であることは自明だ。

  しかも、工場内のセンサーなどのように、個々にグローバルリーチが必ずしも必要じゃない時に、なんでもかんでもゼロ知識認証やIPv6でというのは、かなり電波利用効率が悪いことになる。

  そこで、IEEE802.15.4系の通信に、FILS技術を導入することで、少ないセンサーデータを、少ない通信量で、ネットワークとセンサ間の相互認証とセキュリティパスを損なわずに実現できることが期待される。

  そんなわけで、今回からは新しいパートナーと、FILS技術の横展開について、活動を移していくことになる。

  とりあえず、気分を入れ替えるために、夜はステーキで一週間をスタートした。


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