IoTのフレームワークアーキテクチャの標準化を進めているP2413 WGの東京会合が今日からスタートということで、参加する。
しかし、IEEE802などと違い、かなり緩いというか、大丈夫かおいって感じが否めない。だいたい、HPに公開されているタイムラインは、2016年終了予定のままなのに、IEEE-SAとしてのプロジェクト承認は2018年に延期されているし....ドラフトの状況は、かなりお寒い。
この前、IEEE802.15に出た時に、IEEE802.11とは違うなと思ったけど、P2413に至っては、あまりに違いすぎる。まあ、もともと、IEEE802は、individual と言って、個人が投票権を有するのだが、P2413などはEntityという参加組織単位で投票権を付与するものという違いがある。そして、Entitiyの場合には、まぁIEEEの企業会員が複数者が集まれば、標準化プロジェクトの設置申請が可能で、その複数者でクローズに進められる。そんなわけで、議事運営もかなり緩くて、まぁ内輪でやってる感が否めない。
よく、公募研究などで、国際標準化を採択の審査要件にみるのだが、審査する側に標準化の経験者とかいるのだろうか? おなじ標準化といっても、フォーラム型の場合には、その標準化組織によって、かなり産業などへの影響度が違う。
まぁ、世界的に普及してそれなりに意味のある標準っていうのは、そこへの寄与も相応にハードルが高いわけだ。おなじIEEE-SA 配下でも、こんなに色々と差があるので、十把一絡げに国際標準化を語るのは危険だなと思う。