早朝のフライトでダラス経由で帰国なのだが、ストームが来ているのでいささか遅延などか気になる。とりあえず、5時に予約していたUberが予定通りホテルに到着して、知り合いと二人で乗車。天気は、まだ小雨程度だし、順調に空港に向かって走り出したので一安心。
と思っていたら、フリーウェイの上で、運転手が急に路肩に車を寄せて停車。なんと、エンジンストップで、オイルのアラートが点いたままで、エンジンがかからない。そこそこに年配の運転手なのだが、ボンネットを開けても何も出来そうにもない。こちらは、フライトの時間があるので気が気でないし、フリーウェイの上ではタクシーも拾えない。
運転手に、Uberのサポートとか知り合いとかいないのかと聞いても、なんだか今ひとつ。仕方がないので、その場でLyftを使ってリクエストをしたら、すぐに近くのドライバーが見つかった。そこで、Lyftのアプリから直接ドライバーに電話して、ピックアップポイントがフリーウェイI-170 Nの上だということを伝え、こちらの運転手にも代わってもらい、電話で場所の説明をしてもらった。
幸いに、黒人の女性のドライバーが状況把握もすぐしてくれて、待つこと5分もしないで到着。フリーウェイの上で荷物を載せ替えて、そのまま空港に。ほとんど、予定どおりの時間に無事に到着して一安心。それにしても、UberとかLyftにフリーウェイの上でピックアップしてもらうなんて経験は、僕らもドライバも初めての珍事だ。しかし、これってひと昔前だったら、まずリカバリーに時間かかって、飛行機に間に合わなかっただろうけど、携帯とGPSと地図アプリ、シェアライドのおかげだわ。もっとも、タクシーとかシャトルのプロフェッショナルなサービスなら、こんな車両不良の可能性も低いだろうけどね。
セントルイスの空港に着いたら、後ろから複数の消防車両がサイレンをならして入ってきて、ターミナルでなにか事件でもあったのではと思ったのだが、とくに閉鎖もなくチェックイン。心配していたウィンターストームだけど、まだ冷たい雨は降っているものの、雪も降っておらず、定刻に搭乗しドアも閉まった。ところが、そこから離陸まで30分ちかく待たされて、結局のところは30分の遅延でダラスに到着。
ダラスでの乗り継ぎは1時間少しで、成田行きにも遅延がないとのことだったのに、搭乗開始の時刻になったら、燃料の追加補給のために時間を要するとのこと。結局当初の搭乗時間より30分近く遅れて搭乗。しかも、なぜか搭乗しても指示があるまでは、座席ベルトをしないで待っていて欲しいとのこと。飛行機に乗って、シートベルトするなって言われたのは、はじめてのことだ。
結局は、そのまま普通にシートに座って、なにもなかったようにシートベルト着用サインが点灯して、タキシング開始。あの、シートベルトしないでねという指示は、はたしてなんだったんだろう。
どちらにしても、恐れていたウィンターストームの影響はなく、無事に帰国の途につけた。