一昨年に前立腺癌が発見され、ホルモン療法のスタートから一年が経過。昨年の放射線治療終了から半年が経過したので、念のためにMRIによる経過観察を行う。
結果は、診断としては「原発巣およびリンパ節転移は縮小しています。」というもので、所見は
原発巣を含む前立腺は全体が縮小し、拡張強調像やADC mapでの異常もはっきりしなくなっています。
リンパ節転移も縮小し、撮影範囲内には有意な腫大は指摘できません。
骨転移は指摘できません。
であった。
よしっゃー、これて完治?治癒?寛解? と思ったけど、主治医の先生からは、そういう言葉は出てこない.....
「先生、これって寛解とか言うんですか?」
「うーん、"寛解"という言葉は、血液癌とかでは使うみたいですけど,...まあ、真野さんの場合は、良くコントロールされているということでかね。」
どうなんだよこの生殺し感は....ということで、すこしネット検索したら、完治・治癒・寛解の意味の違いがわからない。なんてページがありました。で、ようするに、"良くコントロールされている状態"なわけね....
それにしても、MRIの画像で、昨年と今年を比較してみたら、本当にまったく違い、素人目にも治療効果が確認できたし、懸念していたリンパ節の腫大もなく、一安心だった。
SIPのAIホスピタルでは、病名などの語彙の整理も重要になるのだが、診断に使う用語でさえ、いろいろな表現と使い分けがあるので、これはもう機械学習により他のデータと文脈から教師をつくる必要が必須だよね。
ところで、生検の検体の提供をお願いした件は、あっさりとOKをいただいたので、DNA解析もしてもらうことになる。