午後から財)全国地域情報化推進協会APPLICのインフラ委員会に参加し、自社の取り組んできたブロードバンド・ゼロ解消事例の紹介を行う。 無線、光、ADSLなどの媒体を使った、いくつかの事例を紹介した。 地域というのは、物理的な特性が各々異なることから、実装については、単純に比較してどの方式が良いという一意な解は、導き出せない。 しかし、手法の選択プロセスや評価項目、手順などは、汎用的な手法を確立することが可能だろう。
夕方からは、横浜で開催されているインターネットカンファレンスで、地域情報のBOFがあり、同様の発表を行う。 APPLICが、総務省と自治体などによる官主導な取り組みであるのに対して、こちらは研究者や地元のネットワークリーダー的な参加者主導なのだが、ともに目的は同じである。 ところが、地域情報化の面白いところは、けっこう”わが地域は凄い”という、お国自慢の特質があり、広域やいろいろな場所で、自らの取り組みを発表したりすることは得意だが、他の地域の事例を参考に取り入れるということは苦手なようだ。 結果として、意外なほどに他の動きというものに対して、アンテナが低い。 実際に、上記の二つの組織は、ついこの前まで互いの存在を知らなかったようだし、当事者間の面識もなかった。 今日は、夕方のBOFに総務省の担当官も出席してくれて、互いに情報交換をしていたので、相互のコラボレーションに期待したいところだ。